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熱中症対策に関して

2023.08.15

輝友杯では、熱中症による生命の危機から身を守るため、次のとおり熱中症対策に関してご案内をいたします。

熱中症は、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症の予防・対策

  1. シーズンを通して、暑さに負けない体づくりを続けよう。気温が上がり始める初夏から、日常的に適度な運動をおこない、適切な食事、十分な睡眠をとるようにしましょう。
  2. 日々の生活の中で、暑さに対する工夫をしよう。適度な空調で室内の温度を快適に保ったり、衣服を工夫することで、熱中症の危険を避けやすくなります。また、日よけをして直射日光を避けましょう。自分のいる環境の熱中症危険度を常に気にする習慣をつけることも重要です。
  3. 特に注意が必要なシーンや場所で、暑さから身体を守るアクションを。炎天下でのスポーツや、空調設備の整っていない環境での作業時などでは、熱中症の危険からしっかりと身を守るアクションをとることが必要です。適度な水分と塩分の補給をおこない、こまめに休憩をとるようにしましょう。

熱中症対策のポイント

  • 水分補給:のどがかわいていなくても、こまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。
  • 塩分補給:過度に塩分をとる必要はありませんが、毎日の食事を通してほどよく塩分をとりましょう。大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上、その指示に従いましょう。
  • 睡眠環境:通気性や吸水性の良い寝具をつかったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすりと眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。
  • 丈夫な体作り:バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体をつくりましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です

熱中症対策の実際(翌日~当日)

  • 前日の夕食、当日の朝食、昼食はしっかりバランスよく食べてきてください。(昼食は必ず摂ってきてください)
  • 前日の睡眠は小学生8~9時間以上、中学生7~8時間以上とるようにしてください
  • スポーツドリンクに塩を加えたもの(小さじ1/4程度)やOS1等を(凍らせない500×5以上持参してください。
    (自家製の場合:水1L+塩3g+砂糖40g+お好みでレモン果汁やはちみつをいれたもの)
  • ペットボトル(丸形)に食塩水を入れて凍らせたものをクーラーボックスに入れて、又はタオルを巻いて輪ゴムで止めて500×4~8本程度持参してください。

熱中症対策の実際(イベント中)

  • 運動は1時間に1回10~15分程度の休憩を取り十分な水分摂取をましょう。
  • 休憩中は凍らせたペットボトルを両足の付け根や両脇に当てて体を冷やしてください(首には当てないでください)
  • 休憩は必ず日陰に入り、扇風機に当たれるよう配慮してください
  • ¥汗が乾燥したら濡らしたタオルで首や全身を拭いて体熱の蒸散をしてください
  • 筋肉痛、こむらがえり、けいれん、めまい、吐き気、頭痛、心拍数の増加など具合が悪くなったらすぐに運動を中止し、涼しい場所に移動しましょう。

熱中症対策の実際(イベント後・保護者へ)

  • 保護者は運動後の意識状態に注意して下ください。声掛けに対して反応が鈍い、返答があいまい、はっきりしないなど、変だなと思ったら体温測定をしてください、または病院に向かってください。
  • スポーツドリンクやOS1などの水分摂取を促してください。
  • 凍らせたペットボトルを両足の付け根や両脇に当てて体を冷やすことを帰宅中や家でも行ってください。
  • 濡らしたタオルで首や全身を拭いて体熱の蒸散をしてください。
  • めまい、吐き気、頭痛、けいれん、手足のしびれ、心拍数の増加などの発生が無いか時々聞いて確認してください。
  • 吐き気がある場合は大量に飲むと吐いてしまう可能性があるので少量ずつ飲む(ペットボトルのキャップ1杯ていどでも良い)数分間隔で嘔吐が無い事を確認して1回量を増やし繰り返していく。
  • 吐き気があるが水分摂取をしても1時間以上嘔吐が無ければ固形物を少しずつ接種していくのが良い。

参考文献:熱中症の予防・対策 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進 : 熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省